福岡支部

平成29年度津苑会福岡支部総会開催のご報告

好天に恵まれた10月7日(土)、平成29年度津苑会福岡支部総会が福岡市博多区博多駅東「ホテルレオパレス博多」にて開催されました。今年度幹事を担当していただいたのは高校29期の方々。総勢47名という29期パワーで総会を滞りなく進行していただきました。
第1部・総会。当番幹事代表を務める植森龍治さんの開会の言葉で幕を開けると、まずは三村明生・福岡支部長(高18期)の挨拶。ご自身が嗜まれている詩吟の中から李紳の『農を憫れむ』の一節を紹介され、今年九州北部を襲った集中豪雨による被害を思うと生産者の方々が汗水垂らして作られる農作物の有難さを痛感すると述べられました。そして「異常気象や危うい世界情勢等、憂うることの多い日々ですが、今日のこのひとときは暫し忘れて、皆さんで楽しく過ごしましょう」と締めくくりました。
続いて、来賓挨拶では津苑会会長の塩田孝一さん(高15期)、同会名誉会長の児玉幸子・小倉西高校長から西高生たちの現況をお話いただきました。来年は西高が創立120周年を迎えるということで、学校、津苑会ともに記念事業が計画されています。なかでも印象的だったのが、校歌の歌詞から名付けたという“西高パスカルプロジェクト”という教育プロジェクトです。「志を高める」「探究心を持つ」「国際的な視野を持つ」を三本の柱に様々な活動が計画されているとのことで、次代を担う生徒たちの飛躍に大きく期待が膨らみました。

 

 

 

 

 

毎年恒例となった「長寿のお祝い」では、高女48期の原口ユキエさん、田中重子さん、高校6期の井上博之さん、喜寿を迎えられた高校10期の安蘓冨美子さん、飯田民江さんにご登壇いただき、記念品と岩井浩二・福岡副支部長(高24期)からの“親愛のハグ”をお贈りしました。
個人的ではありますが、私は総会の中でこのひとときが大好きで、壇上の先輩方の美しく清々しい立ち姿、心温まる挨拶の言葉に感動さえ覚えます。「これからも益々お元気で」と願うと同時に、私たちも先輩方に少しでも近づけるよう頑張らなければと気持ちを新たにしました。

 
第2部・懇親会。原口ユキエ・津苑会副会長の乾杯の発声で、食事と歓談が始まり、会場は一気に和やかな雰囲気となりました。
今年のアトラクションは、支部総会懇親会には三度目の登場となる末光博さん(高25期)率いるおやじバンド「ブレーメン」の演奏です。ちなみに、メンバーの中、紅一点のキーボード担当・藤澤優子さんは西高29期です。「ブルーシャトー」「想い出の渚」「君に会いたい」などの懐かしのグループサウンズから始まり、「青春時代」「勝手にしやがれ」「朝まで踊ろう」となると、もう座っていられずテーブルを離れてノリノリのダンス!ダンス!大盛り上がりでした。
最後は、全員で新旧校歌の斉唱。懐かしいメロディ、歌詞とともに“わが青春・西高時代”が鮮やかに甦りました。

 

 

 

 

 

今年の津苑会福岡支部総会は出席者107名となりました。当番幹事としてお世話いただいた29期の皆さん、本当にご苦労様でした。楽しいひとときをありがとうございました。
来年もまた多くの西高同窓生にお会いできることを願っています。

文・写真=鹿間里美(高26期)