第11回謝志会・忘年会の報告
2016年12月10日(土) 午後6時から約2時間半にわたり開催された関東在住の北九州・京築地区高校卒業生の集まり、「第11回謝志会忘年会」に参加しました。
前日午後10時26分47秒、宇宙ステーション補給機「こうのとり」を搭載したH-ⅡBロケット打ち上げ成功と同日深夜から未明に行われるノーベル賞授賞式の合間を縫って行い、直接は関係ありませんが、日本人の快挙をお祝い申し上げるとともに、同郷の士で親交を深めてきました。
会場が銀座ライオンのホール(音楽ビアプラザ)でしたので、開始時間まで銀座の歩行者天国を散策します。
田中好行 実行委員長(八幡中央高校)の開会挨拶をもって始まり、山宮礼子さん(旧戸畑中央:現ひびき高校)の司会で粛々と進行されました。まず、謝志会 吉井眞由美 会長(旧豊津:現育徳館高校)にご挨拶をいただき、続いて来賓として田島登吾 東京県人会事務局長にお話し頂きました。北九州の高校も勿論ですが、私は豊津や築城で働いていたこともあって非常に懐かしく、また福岡県全体でも目を配っていただいていることを知り感激しました。ちなみに妻も北九州、出身は京築地区ですので不思議なご縁です。
この日参加したのは、あわせて17校、我が校からは10名の有志が出席しました。ここで参加校を紹介しておきましょう。育徳館高校、築城中部高校、京都高校、門司高校、小倉高校、小倉商業高校、小倉西高校、小倉南高校、西南女学院高校、戸畑高校、ひびき高校、戸畑工業高校、八幡高校、八幡中央高校、東筑高校、若松高校、若松商業高校です。
乾杯の前に、ゲストにお招きした三浦屋千代里さん(芸名:八幡高校出身)の三味線演奏を鑑賞、演奏中は手拍子、演奏後は拍手がなりやみませんでした。
北九州東京事務所から参加されている太田知宏 事務所次長のご発声で乾杯、歓談、非常に楽しく、また有意義な時間を過ごしました。話題はやはり故郷のこと、年齢も学校も様々でしたが、意外に共通の知人や自分たちにとってのランドマークへの思い等、話がはずみます。
今、「君の名は」という新海監督のアニメ作品が話題を誘っていますが、私は新海監督作品の昔からのファンなのです。なぜ、こんなことを突然お話しするのかというと、丁度前日にH-ⅡBロケットが打ち上げられていますが、監督の作品には実はSFや現代ものに関わらず、メインテーマであろうとなかろうと、単なる映像上のディテールであろうと、宇宙ものがたくさん出てくるのです。「宇宙が好きなんだろうな」と思っていたところ、監督が油井宇宙飛行士と一緒の長野出身であることを知りました。気を付けて見ていると、長野出身の方に色々な分野で宇宙に関わる方が多いことが分かります。「なぜだろう」と思って一つ考え付いたのが、「長野は星空がきれいなんだろうなあ」ということでした。空気が澄み、まあほかの土地よりも標高が高く、少しは宙に近い。考えてみると、人はやはり、自分が育った故郷が心・心情のもととなっているんだろうなあ。故郷は体だけでなく心も育むものと思います。特に思春期前後の多感な時期は、そうと言えると思えます。北九州・京築地区の風土・人情・学校が何を育んだかは、まだ私は分かりませんが、歓談中の気持ちは、やはり同じ心が感じられるということなのでしょう。あらためて、こうして遠くの地で同じ故郷に育まれた者が会することは、良いことだなあ、有意義なことだなあと思えるのです。
そして中盤で各同窓会代表の挨拶となり、いよいよ我が津苑会 長谷川支部長のお話となりました。かなり長かったようにも思えますが、ここでは雄姿だけをお見せします。内容にご興味のある方は、これからの支部行事に是非参加いただき、支部長に直接お尋ねください!
続いて、福引が行われ、謝志会の歌、最後に関東一本締めを実施して、全員で記念撮影をしました。そして、名残を惜しみながら散会し、銀座を後にしました。
これからもこのような出会いや親交を大事にしていきたいと思います。
高校30期 出町 登 記