東京支部

北九州市応援団の集い参加報告

日本が強い寒気に包まれつつも、日中の日差しが穏やかに身体を温めてくれた2018年2月7日、経団連会館で北九州市市政55周年を記念して、第10回北九州市応援団の集いが開かれました。津苑会からは、五味東京支部長以下4名が参加し、長谷川顧問にもご一緒頂きました。集いは関東地区を中心に、郷里を応援する為に北九州市に関連する個人・団体・企業が一堂に会して意識を共有し、懇親を図るものです。

集いは北橋市長の御挨拶から始まり、テレビや「いつやるか・今でしょ!」のフレーズのコマーシャルでもお馴染みの予備校講師・林修氏の特別公演がありました。林氏は祖父が小倉のご出身で縁があり、よく北九州市へは来られるそうです。お話は、ややシニカルなジョークを連発され、非常に面白かったのですが、会場の真面目な雰囲気に圧倒されて、テレビのように大うけはしませんでした。ただ、北九州市がかつては九州第一の都市だったこと、いつの間にか福岡に抜かれてしまったこと、そして要因をデータや産業構造、ご自身の身近な体験等から的確に分析、推察される様は聞きごたえのあるもので、会場からも思わず「そのとおり!」と声が上がっていました。私の理解したところを結論だけ申し上げると、「今できることを活きるようにしよう、いつやるか?いまでしょ!」ということでした。

引き続き、市長が再び登場されて市の現状をスライドを交えて説明されました。少しづつ、発展と飛躍の芽が見えるような気がします。
ただ、人口は100万人を切ったままで推移しており、どのようにUターン、Iターンの素地を作っていくかが課題のようです。

この後、新たに三人の方に観光をPRいただく特命大使の委嘱式が行われ、ミュージシャンの小森順二(GUNN)さん、アーティスト・小説家・ファッションデザイナーの袴着淳一さん、大学教授・コメンテーターの原岡薫さんが紹介されました。

そして、場所を移して懇親会場で大河ドラマ真田丸などで御活躍されている俳優の草刈正雄氏に市政55周年アンバサダー委嘱式が行われました。草刈氏は小倉のご出身、実は津苑会にとってもサプライズがあるのですが、それはお楽しみに。
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最後の懇親会に移り、乾杯の後、豊富な料理と美味しいお酒を皆で堪能させていただきました。立食でしたが、親しい人、同級生、思わぬ知人をあちこちで見つけ、疲れも覚えず、会場内を動き回りました。私などは、同じく小倉ご出身の漫画家の松本零時先生とお話しできて舞い上がってしまいました。

こうして大団円を迎えるがごとく、盛会のうちに会は終了しました。津苑会の皆様にも郷土の応援をあらためてお願いして、拙筆を終えます。
津苑会東京支部・常任幹事 高校30期 出町 登