「大盛会!」 平成28年度津苑会福岡支部総会開催のご報告

9月末の福岡市は悪天候続きでしたが、この日は見事な秋晴れ。
10月1日(土)午後3時より、福岡市博多区博多駅東「ホテルレオパレス博多」で平成28年度津苑会福岡支部総会が開催されました。
出席者数は128名。これまでの福岡支部総会では最多の出席者となりました。

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今年度当番幹事代表を務める高橋政明さん(高28期)の開会の言葉で、第1部の総会がスタート。
まずは、三村明生・福岡支部長(高18期)が挨拶に立ち「100歳の詩人・柴田トヨさんの詩集を読み感銘を受けました。柴田さんは92歳から詩作を始められたとのこと。事を始めるのに年齢は関係ありません。皆さんも何かを見つけていつまでも青春を楽しんでいただきたい」と話しました。
来賓挨拶では、津苑会副会長の原口ユキエさん(高女48期)、同名誉会長の馬場園茂生・小倉西高校長、同名誉副会長の白木周一・小倉西高教頭(高29期)から、総会開催のお祝いの言葉とともに現在の同窓会の活動や西高の現況、在校生の頑張りの様子などを聞かせていただきました。
恒例となった「長寿のお祝い」では、高女48期の原口ユキエさん、野村美智子さん、高校4期の石田婦弥栄さん、高校5期の宮川卓也さんに壇上に上がっていただき、記念品をお贈りしました。宮川さんは小倉高女から小倉西高となり男女共学になった男子1期生。10数年前には福岡支部長を務められており「私が支部長の頃は総会出席者は30~40名くらいだったので、こんなに多くの人が集うようになり、大変嬉しい」と感想を述べられました。

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大先輩である原口さんと野村さんには高女時代の思い出を語っていただこうと特別インタビュー。
原口さんに入試の時の様子を伺うと「高女48期の私達は昭和18年の入学です。戦時下で紙も無く、入試は口頭で行われました。体育の試験は上級生が行う体操を見て、その通りに体操するというもので、試験官は木原ヤエ先生でした」。この時「木原ヤエ先生」という名に会場は大歓声!木原先生がどんなに多くの卒業生の記憶に残る先生だったかを改めて実感しました。
また、野村さんにはお二人がソフトボール部で活躍された様子をお聞きしました。「戦後まもなく結成されたソフトボール部は日本の高等女学校初のソフトボールチームでした。道具も十分になかったので、素手でボールをつかみ、裸足で走り回っていました」と懐かしそう。戦争という厳しい時代を乗り越えて、仲間たちと白球を追う高女生のはつらつとした姿が目に浮かぶようでした。

 

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第2部は懇親会。石田婦弥栄・津苑会副会長の乾杯の発声で始まると、会場は一気に和やかなムードに包まれました。
出席者が毎年楽しみにしているアトラクション。今年は、小倉を拠点に活躍する華道家・山本省吾さん(高28期)によるフラワーライブショーです。ステージ上で大胆かつ繊細に花々を活け、秋をイメージした大作を創り上げていきます。傍らでベースを演奏して雰囲気を盛り上げたのは、同じく高校28期の塩田厚さん。“芸術の秋”にふさわしい心豊かなひとときを皆さんにプレゼントしました。
楽しかった2時間半もあっという間に過ぎていき、いよいよ閉会。最後は、新旧校歌の斉唱で、出席者全員が一つになりました。

 

 

今年度当番幹事としてお世話をしていただいた高校28期の皆さん、本当にご苦労様でした。毎年、年に4~5回の幹事会を経て総会本番にこぎつける過程を見ていると、各期それぞれのカラーはありますが「幹事を引き受けたからには、いい総会にしたい」という気概を感じ、同じ西高同窓生として大変嬉しく有り難く思います。来年度は高校29期の方が担当してくださるとのこと。大いに期待しています。

文・写真=鹿間里美(高26期)