東京支部

高校23期還暦同窓会報告

e00387e520cb70416f8c国内各地で気温40℃以上が観測された「炎暑日」の2013年8月10日(土)、高校23期の「還暦同窓会」が小倉ステーションホテルで開催されました。
w00388w520cb71951973同期生130名に加え、坂田和隆先生、柴田頼明先生、大内田晴敏先生、篠崎治生先生の恩師4名の参加もあり、盛大な会となりました。先生方はすこぶるお元気なご様子で、当時そのままの毒舌やダジャレ?も飛び出し、高校時代にタイムスリップしたような不思議な感慨を覚えました。
1999年の第14回再見会(ふたみかい・高校23期同期会の名称)以来の会とあって、再会を懐かしむ声があちらこちらから。また卒業以来42年ぶりの小倉訪問、同窓会参加という遠方からの出席者も多く、お互いの変身ぶりに?どよめきや感嘆のたくさんの笑顔が花咲きました。
c00389c520cb7338e66e津軽三味線やボサノバギター、フォークソングなどのアトラクションも耳に入らぬ程の賑わいで、恩師を囲んでの写真撮影、当時の懐かしい写真や卒業文集に見入る人、住所やアドレスを交換する人、互いの健康に安堵し、近況を報告しあう人…と、あっという間に時間は過ぎ…。
d00390d520cb7464aedeお楽しみ抽選会では「次回同期会の無料招待券」が4名の方に進呈されました。この招待券が色褪せぬうちに次の同期会を開こう!と会場を後にしました。

 

☆☆ 写真撮影者のつぶやき ☆☆

2013年8月10日、小倉ステーションホテルにて還暦同窓会(学年としては今年4月1日までに60歳)が開かれた。受付開始直前に会場に着くと、既に大勢の同年齢壮年(と言っていいか)男女が群がっていた。なかなか壮観。先生方を含め140人近くが参加とのこと。会の最初に、亡くなった同期生への黙祷。予想していなかった30秒程の静寂の間──私はかすかに異次元への門を通過した気がした。それぞれどんなことを想っただろうか。以降、ドドドーッと会は進行、最初こそ卒業時のクラス別に着席していたが、次第に往来が激しくなり、あちこちで談笑の輪ができている。
私は専ら撮影担当で会場内をウロウロして回る。ニコッとされつつ擦れ違っても名前が出てくるのは数人、特に女性は変貌振りも鮮やかなだけにほとんど分からない。大半が43年目の再会なので無理もないだろう。だが、ふと振り向いた横顔や特徴的な身振り手振り、男性陣の哄笑など……確かに覚えがある。ここでデジャヴュ(既視感)と言うのは当たらないが、次第に、そこにいる全員が総体として醸し出している──学年集会中の体育館のような──ざわめきを、自分はよーく知っているという感覚に浸ることになった。あちこち染みの取れない学生服や食堂からのカレーライスの匂いすら、今にも漂ってきそうだ。それにしても、話には聞いてきたけれど、中にはもう孫が数人という人もいるだろう60~61歳の男女が、これほどまでに無邪気になれるとは。みんな裃どころか、年齢相応に纏わりついているものすべてを脱ぎ捨てていたようだ。還暦同窓会──これは不思議な場所だ。
そうした空気感もそれほど悪くないな、と思ったことと、当時ずっと憧れの気持ちで眺めていた──始まらなければ終わりもない──人といくらか話し込むことができたのも余得と言えるが、ここで詳しくは書かない。事前に年上のフェイスブック友達から「怖いもの見たさに出かける同窓会」という句をもらっていたが、そうしたものも見なくて済んだようだ。さらに、今回の感想をフェイスブックに投稿すると、別な人からも一句届いた。
「船旅や三途の川も肩組んで」
そう、確かにあの時、大騒ぎの「仲間/旧友」たちを収容した体育館ならぬ大船は、今にも何処かへ向けて滑り出しそうであった。それが冥界への船旅だとして、「肩組んで」行くのなら悪くないかも。

還暦同窓会の案内状が届かなかった皆さんへ!
この還暦同窓会は、準備のために今年の4月末に専用のホームページを立ち上げて、同期生の交流を深めてきました。しかしながら現在でも、150名ほどの方々に連絡が取れない状態です。もし、連絡がなかったという方がいらっしゃいましたら、「津苑会東京支部 sinenkaisibu@gmail.com」までご連絡下さい。同期会(再見会)はまだまだ続きます。次回は参加しましょう。なお、高校23期は、昭和46年3月の卒業です。