東京支部

平成23年度津苑会東京支部総会 盛会裏に開催

b00034b4e215365477bc『平成23年度津苑会東京支部総会』は、7月2日(土)午前11時30分より、東京のベイエリア・竹芝桟橋に隣接する「ベルシーヌ竹芝」にて、本部から塩田孝一会長・石田婦弥栄副会長・田中妙子校長を来賓として迎え、会員180名余が相集い、盛会裏に開催されました。
総会(第1部)は、平成22年度の事業報告・会計報告・会計監査報告が、満場一致で承認され、役員改選では、組織を拡充強化して積極的に活動を展開するため、従前の役員7名の再任に加えて、新進気鋭の副支部長5名が新任されました。

q00035q4e21537e4c6b8長寿の祝(米寿・喜寿)は、出席された11名の方々に対し、当番期からの祝辞に添えて記念品が贈呈され、受贈者を代表して今城厚二さん(高校4期)より、丁重な御礼の言葉をいただきました。
そして、幹事会の総意により総会に招待された大学1年生の高巣陵君(高校63期)が会場に紹介されると、子や孫と見紛う若者の登場を万雷の拍手で歓迎しました。
u00037u4e2153da08a43懇親会(第2部)は、卒業年次ごとに設えられたテーブルで、中華料理の老舗・銀座アスター直営店の名菜を満喫し、懇談しながら旧交を温めました。
e00038e4e2153ee80e49アトラクションは、落語家・いなせ家半七師匠の独壇場、会場を笑いの渦に巻き込む真打の軽妙洒脱な話術を堪能して‥‥、楽しく時を過ごしました。
本年の総会は、高校24期の皆さんが当番期として開催を担当しました。

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n00036n4e2153987f4e2受贈者を代表して、今城厚二さん(高校4期)の御礼の言葉(当日、出席できなかった山本恭右さんのメッセージの代読)の全文を以下に掲載します。

御礼の御挨拶

平成23年7月2日

本日は大勢の皆様にかくも盛大に我々の喜寿を祝って頂き有り難う御座いました。厚く御礼申し上げます。
我々は高女51期、高校4期で昭和27年に卒業致しました。特徴は男女共学第一期という事です。
太平洋戦争直後の学校制度改革、一般に6・3・3・4制と言われてますが、この中の新制高校制度の骨子は男女共学と学校区制でした。これに基づき旧制中学系の高校在学で到津、清水、中島、天神島地区居住者は小倉西高への転校を義務づけられました。昭和24年春の事です。
この様にして集まった男子生徒数は約60名、学年総数約300人ですから男女比率は1対4、上級2年、3年は女生徒だけですから学校全体では男子生徒比率は微々たるもの。旧制中学系高校の友人からは羨ましがられもしましたが同時に巨大な女性集団の前にいささか恐怖感めいたものも待ったものです。
在学中、世の中いろいろな事がありましたが大きな出来事としては25年の朝鮮戦争の勃発が挙げられます。北九州は地理的に近いという事もあり緊張が走りました。戦争特需で日本経済が潤い高度経済成長のバネになった出来事でもありました。
27年の卒業後ほぼ60年が経過しました。同級生皆それぞれがそれぞれの人生を過ごして参りました。誰もがそうであるようにその中には苦楽、即ち、苦の時期、順調な時期がありました。苦難の時期にそれを乗り切る支えとなったのが、家族と並んで学校時代の懐かしい思い出であったと思います。お世話になった恩師のこと、親しかった友人との交友の思い出です。エネルギー充実、将来の希望に胸膨らました時代でした。個人的な事で恐縮ですが私は20年を超える年月を海外で過ごしましたが、遠隔の地にいても同様でした。我々残された人生でも同様支えになってくれると確信しております。
最後になりますが今日お集まりの皆様の御健勝、母校小倉西校及び津苑会の発展を心より願って御礼の挨拶とさせて頂きます。

山本恭右